夫は作家・原田実さん、妻は詩人・松本賀久子さんというご夫婦についてプロフィールを作成しました。
作家と詩人というとどちらも文学に関わる人ですが、その扱う題材や著作が純文学ではなくて、おふたりとも独特なジャンルで珍しんじゃないでしょうか。
松本賀久子さんは詩人で、原田実さんは偽史・偽書についてがご専門です。
松本賀久子と原田実のプロフィールと著作を紹介!と題してご紹介します。
原田 実のプロフィール
原田実さんの記事がゴールデンウィークの中国新聞教育欄に大きく出ていました。#江戸しぐさ pic.twitter.com/qB06lDRRzF
— ホロヨイ (@mtoyomi) May 8, 2015
- 名前 原田実(はらだ みのる) 1961年生まれ 64歳
- ペンネーム 伊集院卿
- 出身地 広島市中区
- 職業 歴史研究家・文明史家・作家
- 出身校 修道高等学校
龍谷大学文学部仏教学科卒業 - 主題 偽史・偽書・疑似科学批判・サブカルチャー
- 文学活動 元市民の古代研究会代表、と学会会員、ASIOS会員、南京学会会員
- デビュー作 『幻想の超古代史』(1989年)
経歴:1984年から3年半、オカルト系出版社八幡書店に勤務、古史古伝・霊学書籍の広告を担当
広島大学研究生
1991〜1993年 昭和薬科大学文化史研究室 古田武彦の下で助手を務める
シャーロキアンでもある
原田実のおもな著作
【#ヒスペディアぶらり書店歩き】
72.『オカルト化する日本の教育』原田実
著者は江戸しぐさを広めようとする政府を糾弾した人物。合理的ではない江戸しぐさと親学の歴史的背景とそこに潜む思惑に突っ込んでいる。広めた人物については実名で言及している。 pic.twitter.com/eevBsXauvR— ヒスペディアRYO🌐歴史好きの味方 (@kidotakayosi74) June 10, 2018
『幻想の超古代史 『竹内文献』と神代史論の源流』批評社、1989年
『優曇華花咲く邪馬台国 倭人伝では邪馬台国は解けない』批評社、1994年
『幻想の津軽王国 『東日流外三郡誌』の迷宮』批評社、1995年
『トンデモ日本史の真相 と学会的偽史学講義』文芸社、2007年
『日本トンデモ人物伝』文芸社、2009年
サブカルチャー関係著書(単著)
『怪獣のいる精神史―フランケンシュタインからゴジラまで-』風塵社、1995年
『ウルトラマン幻想譜-M78星雲の原点を探る―』風塵社、1998年
『日本の神々をサブカル世界に大追跡』ビイング・ネット・プレス、2008年
『オカルト「超」入門』(星海社新書)星海社発行・講談社発売、2012年
『ジャミラ祈念日-ウルトラ怪獣のためのレクイエム―』風塵社、2000年
論説(新潮社『新潮45』掲載)
「“偽書”としての南京大虐殺」2003年11月号
「遺跡の“勝ち組”“負け組”総覧」2004年6月号
「と学会『トンデモ本大賞』風雲記」2005年8月号
「熊沢・長浜・大室…“ニセ天皇”かく語りき」2005年10月号
「捏造された“何もかも軍隊が悪い”偽史」2006年4月号
「NHKがお墨付きを与えた“ニセの歴史”の歴史」2007年3月号
論説(産経新聞社『正論』掲載)
「歴史偽造は許されるべきか」1998年6月号
「日本に殉じた北方民族」1998年12月号
「北千島に眠る鉄の騎士」1999年4月号 (「日本を分割占領から守った占守島の戦い」に改題、『正論臨時増刊 戦後70年 大東亜戦争―民族の記憶として』に再録、2015年7月)
「ノストラダムス『1999年人類絶滅説』の欺瞞と罪悪」1999年6月号
「朝日新聞に頻発する考古学を巡る大誤報」2000年10月号
(『別冊正論34 令和への伝言 平成「正論」傑作選」に再録、2019年4月』)
「考古学界よ、諫死に報いよ」2001年6月号
松本賀久子のプロフィール
故郷は地球。#ジャミラ pic.twitter.com/pQ4W7R8DPx
— 錠マヱ (@shellm1988) July 13, 2019
名前 松本賀久子(本名:原田賀久子) 1962年4月生まれ 62歳
出身地 兵庫県尼崎市
出身校 北陸大学薬学部大学院修士課程修了(1988年3月)
ドラッグストアから病院まで様々な職場で薬剤師として勤められるかたわら、詩作にとりくまれていました。
夫・原田実さんとともにシャーロキアンであり、日本で唯一のベイカー・ストリート・イレギュラーズ(BSI)の女性会員。
1984年 ポケット詩集「窓」私家版を発行。
1990年 詩集「シャーロック・ホームズの散歩道」発行。
「北国帯」同人を経て、「火皿」同人。
広島県詩人協会会員
松本賀久子のおもな著作
『窓』
『シャーロック・ホームズの散歩道』
『ジャミラ祈念日』
『惑星詩集』
『1ドルのキリスト』
※ 2021年3月27日、詩人の松本賀久子さんが新型コロナ感染症のため逝去されたことを、夫である歴史研究家で作家の原田実さんがツイッターで報告されました。
『ジャミラ祈念日-ウルトラ怪獣のためのレクイエム―』(風塵社)はご夫妻の共著です。
まとめ
夜の散歩。ささま均一を覗きに行くだけですが。吉原幸子『オンディーヌ』、坂輪綾子『かんぺきな椅子』、松本賀久子『ジャミラ祈念日』。「ジャミラ……」はウルトラ怪獣20体に捧げるレクイエム。https://t.co/Nd4l46ys8S pic.twitter.com/CuerA0m4B6
— いそがいはじめ (@ISOGAI_1) January 31, 2016
- 松本賀久子さんは、薬剤師として勤務されるかたわら詩人という表現者でもあった。
- 原田実さんは、書物から歴史の誤謬を検証する偽書学の専門家で多数の著作・論説がある。
以上、松本賀久子と原田実のプロフィールと著作を紹介!と題して、夫妻のそれぞれのプロフィールとおもな著作をお伝えしました。