柔道オリンピック銅メダルが2人の理由はなぜ?3位決定戦が2回の仕組みを図解!

柔道オリンピック銅メダルが2人の理由はなぜ?3位決定戦が2回のルールを紹介! スポーツ
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柔道オリンピック銅メダルが2人の理由はなぜ?3位決定戦が2回の仕組みを図解!

東京オリンピック柔道でのメダルラッシュおめでとうございます!!

授賞式で日本選手と日本国旗を目にすると本当に誇らしく、感動しますね。

そこで同時に気になるのは、3位決定戦が同じ階級なのに2戦あり、そこで勝利した選手は二人とも銅メダルを授与される、というルール。

あれ?3位決定戦、今終わったはずなのに、なんでまた別の人がもう一回やるの?

で、表彰式では銅メダルが2人。

???

こう思った人もいるのではないでしょうか?

そこで簡単に、なぜ銅メダルが2人なのか、柔道における受賞ルールを説明します!

それでは、柔道オリンピック銅メダルが2人の理由はなぜ?3位決定戦が2回のルールを紹介!と題してお送りします。

≫柔道混合団体のメンバーとルールはこちら!

 

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柔道オリンピック銅メダルが2人の理由はなぜ?

柔道の銅メダルが2人の理由は敗者復活戦があるから

柔道で銅メダルを受ける選手が2人なのは、3位決定戦が2戦あり、それぞれ勝利した人はどちらも3位と認められ、銅メダルを授与されるからです。

3位はふつう、準決勝で負けた選手同士の勝敗で決まりますが、柔道の場合、準決勝までに敗者復活戦があるため、3位決定戦が2戦行われるのです。

 

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柔道オリンピック3位決定戦が2回ある敗者復活戦の仕組みを解説!

柔道以外の多くのトーナメント形式の競技では、準決勝で(ベスト4)の敗者同士が3位か4位かを決する3位決定戦を行います。

 

柔道オリンピック敗者復活戦と3位決定戦の仕組み

しかしこの方法だと、実力が十分ある選手が決勝や準決勝に進めないまま敗退するケースが生じる可能性があり、柔道については、オリンピックをはじめとする世界大会で、それを回避するため敗者復活戦が組み込まれているのです。

敗者復活戦のルールは下記のようになります。

東京オリンピックでは、準々決勝進出以上の選手に適用されています。

 

<敗者復活戦>

準決勝進出選手に負けた選手が敗者復活戦に進むことができます。

まず銅メダル獲得の権利があるのは、

①決勝進出選手に準決勝で負けた選手(2名)

次に、

②準決勝進出選手に準々決勝で負けた選手(4名)

です。

つまり、ベスト8に入った8人のうち、金メダルと銀メダル獲得選手を除く6名が2つの銅メダルを目指して対戦するということになります。

通常のように、準決勝で負けたベスト4選手同士による3位決定戦とはなりません。

準々決勝で負けた4選手(②)は、同じトーナメントの2名ずつが敗者復活戦を戦います。

そこで勝利した選手は、他方の準決勝トーナメントで負けた選手(①)と3位決定戦を争います。

そうすることで、先ほど負けた相手との対戦は避けられます。

 

例として、阿部詩選手が金メダルを獲ったときのトーナメントで説明しますね。

2戦の準決勝で勝ったのは、阿部詩選手とブシャール選手。

負けたのがジュフリダ選手とコハー選手。

ここで、①によりジュフリダ選手とコハー選手に3位決定戦に出る資格が生じました。

柔道オリンピック銅メダルが2人の理由はなぜ?3位決定戦が2回のルールを紹介!

この2人と3位決定戦で対戦できる資格は、②その前の準々決勝で負けた4人の選手のうち2人です。

この2人を決めるのが敗者復活戦(実戦矢印)です。

  • 同じ山での敗者復活戦 朴 vs. ププ のうち勝者 = ププ
  • 同じ山での敗者復活戦 ジャイルズ vs. バンスニック のうち勝者 = ジャイルズ

がそれぞれ自分の属する山とは別の山の①選手と対戦するのが3位決定戦(点線矢印)です。

図のように、トーナメント中には対戦しなかった相手との3位決定戦となるのがわかります。

つまり、

  • ププ vs. ジュフリダ 戦
  • バンスニック vs.  コハー 戦

です。

柔道オリンピック銅メダルが2人の理由はなぜ?3位決定戦が2回のルールを紹介!

この勝者のどちらもが3位とされるため、銅メダルは2人となるわけです。

ちなみに、コハー選手はベスト4に入ったにもかかわらず、敗者復活で勝ち上がったジャイルズ選手に敗れ銅メダルを逃しました。

 

このようにして、2つの敗者復活戦2つの3位決定戦が行われる、というわけです。

この場合、通常の準決勝敗退者(ベスト4)同士の対戦により3位・4位を決める方法とは異なり、今回のように準決勝に進出していても3位の2名に入れない、というケースも生じる可能性があるのです。

画像出典:https://www.yomiuri.co.jp/olympic/2020/results/result/bra/JUDW52KG————————–/

 

柔道オリンピック3位決定戦は準決勝敗者vs.敗者復活戦の勝者

上記のように柔道では、準決勝での敗者が、3位決定戦に出場する資格がまず与えられます。
そして、敗者復活戦を待ってその勝者と対戦するのが3位決定戦です。

このような敗者復活戦と銅メダルが2人となる仕組みは、トーナメントの早い回戦で実質的に決勝戦と思われるような試合が行われると不公平であることから、メダリスト候補のような実力者が妥当な戦績をさまたげられないようにすることが目的です

もう一度、こんどは東京オリンピックの混合団体戦のトーナメントで敗者復活戦と3位決定戦を示しますね。

参考になれば幸いです。

 

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まとめ

柔道で銅メダリストが2人になる理由とトーナメントのルールを解説しました。

柔道オリンピック銅メダルが2人の理由はなぜ?3位決定戦が2回のルールを紹介!と題してお送りしました。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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